夏の終わり

彼岸花も終わり心地よい風に誘われ・散歩に出かける・いつも同じ公園だ・

 途中からキンモクセイの香りが・この鈍感な鼻にも漂っている・さぁ今日はどんな雲と出会えるか・

猛烈台風3つが・傷跡を各地に残した空・天を仰ぐと青空だ・嘘のように澄み切り・どこか力の抜けたような・

 ソフトクリームが解けたかのように・あるいはウロコ雲や・イワシ雲が顔をだし・猛暑の終わりを感じさせる

夕焼け雲

空いっぱいに広がる・燃えるような紅・絵画のようにも・時には静かな夕暮れ・うっとりと・夕焼け小焼けの

   赤トンボ・年をとっても・郷愁を覚えるな・幼いころの古い記憶だろうか・いつしか静かに沈む